病院でwifiを使用する際に、通信速度が下がったり突然電波が途切れてしまう場面がありますが、何が原因なのでしょうか。
wifiルーターと使用する端末との距離が離れている場合は、通信速度が遅くなりやすいです。病院には各種医療機器が設置されていますが、通信速度速度の観点からは障害物となります。コンクリートや鉄も障害物の一つになりますから、建物のつくりも影響があります。
病院でwifiルーターを使用してネット接続している方は、患者だけではありません。スタッフはもちろん、屋外から電波を拾う人も少なからずいます。スマホだけでも端末を使用する方が相応に多いため、回線が込み合う場面があります。特に動画視聴やカルテ送信など容量が多いデータのやり取りがあれば、更に込み合いやすくなります。
機器の不具合や外的環境が要因の場合
病院でwifiを使用している際に、通信速度が下がる要因は他にもあります。
周辺で生活している方が、病院で使用しているwifiと同じタイプの電波を発していると電波干渉が起こります。これに伴い接続が不安定になります。OS機器には、ファイアウォール機能があります。この設定をしている場合は、許可していないwifi電波を拾わない仕組みです。
wifiルーターそのものに不具合が生じることも想定されます。特に電子機械は真夏の暑さに弱く、熱にやられて機械の誤作動が生じることもあります。病院で接続工事をする際には、外的気候も考慮をすることが必要です。
病院で通信速度が遅くなった場合の対処法
病院で、wifi速度が遅くなった際の対処法を紹介します。
距離が遠かったり各種障害物がある場合は、中継器を導入をすることで電波の流れを良くします。一つのルーターで複数のアクセスが使用できる回線もありますから、利用することも一つの方法です。電波干渉対策では、周波数のチャンネル変更をすると良いでしょう。ファイアウォール対策としては、設定を無効化します。セキュリティソフトを導入している端末にはその機能が加わっていますから、病院でインターネット使用時には切断するようにしましょう。ただし、安全性が第一です。
ルーターに不具合が生じている場合は、一度電源を切り時間をおいてから再稼働をさせると解決する場合があります。定期的にバージョンアップするタイプでは、アップデートの作業が必要です。それでも解決しない場合は、業者に相談をして下さい。